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気密検査について

実ガス自圧による気密検査のおすすめ

高圧ガス製造施設において、一般的にもっとも大気中のガス濃度が高くなるのは、意外にも検査実施時ではないでしょうか?

窒素による気密検査の準備段階では、必ず配管内のガス処理を伴います。もちろんガスコンプレッサー等を用いて可能な限り貯槽へ移送しますが、それだけですべてのガスを処理する事はなかなかできません。どうしても一定量のガス放出を伴い、施設内のガス濃度が上昇してしまいます。

誤解を恐れずに申し上げますが、私たちは「安全の為の検査」という大義名分のもとに、実はとても危険な行為をしているのかもしれません。

またガス処理の過程において、部分的に液状のガスが残る事があり、仮に使用ガスがプロパンガスである場合、その沸点である約-42℃までの急激な温度低下を起こす事も珍しくなく、それが設備に与える影響も小さくありません。

実ガス(運転状態のガス)の自圧(運転状態の圧力)による気密検査でも漏洩の発見は十分に可能であり、また法的にも設備の開放を行わない限り、窒素による気密検査の義務はありません。

以上のことを総合的に判断し、弊社では実ガスによる自圧の気密検査を推奨させて頂いております。

 

低価格への挑戦

高圧ガス設備の検査業務は、とても特殊で危険を伴う業務と言えると思います。したがって、その検査体制を整える為には、通常高い安全性の確保を念頭に置いて、人員、技術、設備が必要で、非常に高いコストを要します。そしてそれらは、保安検査や貯槽開放精密検査の実施に合わせて確保する必要があります。

ところで、定期自主検査は保安検査や貯槽開放検査に比べると、比較的自由に検査項目を決めることができるのをご存知でしょうか。それぞれの検査項目の法定周期の多くは1年であり、保安検査と保安検査の合間で行う定期自主検査は、その周期に縛られること無く、本当に必要な検査に絞って実施する事ができるのです。

弊社は事業規模をあえて抑える事により、先に述べたコストについてもぐっと抑える事ができました。そしてそれを検査費用に反映し、少しでもお客様に還元することができないかと考えております。

安全の確保が第一であることは当然ですが、その中で可能な限りの低価格の実現を目指して努力して参ります。

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