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高圧ガス「事故」の定義

高圧ガスは大きなエネルギーであり利便性が高いものですが、それと同時に取り扱いを誤ると危険性も高いものです。その為、高圧ガスに関わる事故が少なからず発生しています。よって、高圧ガス設備を設置する際は事故を防ぐ為にも定期的な検査はもちろん、日常点検も欠かせません。

 高圧ガス事故の定義について

平成23年より、事故処置マニュアルが変更され高圧ガス事故の定義が大きく改正されました。例えば、噴出・漏洩について全て事故として取り扱っていましたが、事故としない場合についても規定しています。新しい高圧ガス事故の定義は以下の通りです。

火災

高圧ガス設備において燃焼現象が生じたものを言います。

爆発

高圧ガス設備が爆発したものを言います。

噴出・漏洩

高圧ガス設備で高圧ガスの噴出や漏洩が生じたものを言います。しかし、噴出・漏洩したガスが毒性や可燃性ガス以外のガスであり、噴出や漏洩の部位が締結部または開閉部、そしてその程度が微量、かつ人的被害のない場合は除きます。さらに完成検査や保安検査などで少量の噴出や漏洩があり、人的被害がない場合も除きます。

破裂・破損

高圧ガス設備が破裂や破損したものを言います。

喪失・盗難

高圧ガスまたは高圧ガス容器の喪失や盗難の事を言います。

 法律による定義の違い

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高圧ガス事故の定義を述べましたが法律によって事故の定義には少し違いがあります。例えばLP法では火災は漏洩火災とされ、LPガス(プロパンガス)が漏洩した事によって火災が起きたものを言います。そして爆発は漏洩爆発とされLPガスが漏洩した事により爆発が発生したものです。漏洩はLPガスが漏洩したものであり、引火に至らずに中毒や酸欠などの人的被害もなかったものに限ります。

石油法の火災は人の意図に反して発生したもの、または放火により発生して消火の必要があるものを指します。爆発とは施設や設備などの破損が伴うものであり、漏洩は危険物や準危険物、高圧ガスといった有害物質の漏洩の事を言うのです。

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