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緊急遮断装置の重要性

高圧ガス保安法は、高圧ガスによる災害を未然に防止する為の法律ですが、同法では緊急遮断弁についての規定がされています。ここでは、高圧ガス保安法で規定する「緊急遮断弁」の説明を兼ねて、その重要性についてご紹介いたします。

 同法における緊急遮断弁

同法における緊急遮断弁は、「特殊反応設備又は高圧ガス設備の事故の発生が直ちに他の製造設備に波及する恐れのある設備について、緊急時に安全に、且つ、速やかに遮断する為に設置する。また、高圧ガス(液化ガス)の貯槽に取りつけた配管に液化ガスが漏洩したときに、安全且つ速やかに遮断する為に設置する」と規定されています。

これはつまり、緊急遮断弁の機能が「常に確保されるように」定期的に点検を行う義務があると言う事です。緊急遮断弁の種類としてはグローブ弁タイプやボール弁タイプなどがあり、目的や場所などを考慮して維持管理や安全の保持に適したものを選定する必要があります。なお、同法では緊急遮断弁の操作位置や遮断性能などについても細かく規定されています。

 重大事故・二次災害を防ぐ為に

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緊急遮断弁が正常に作動しなくなると、当然ながら重大な事故を招く恐れがあります。同様にして、災害発生時には甚大な被害をもたらす二次災害を引き起こす事も考えられます。東日本大震災では、「高圧ガス保安法で設置を義務付けられている緊急遮断弁3基をピンで『開』状態で固定していた」などを理由に、大手石油会社に行政処分が下されました。

これを受け、経済産業省は高圧ガス保安法で緊急遮断弁の設置を義務付けられている事業者に対し、注意喚起を行い再発防止の姿勢を強めています。当然ながら、法で定期点検が定められている以上、事業者はこの義務を励行しなければなりません。コンプライアンスの遵守と言う意味でも、被害拡大防止の為にも、確実な点検が重要なのです。

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