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高圧ガス施設の防災対策

地震などの自然災害が日本各地で起こっています。東日本大震災のような大きな地震がいつまた来るかわかりません。高圧ガス施設はしっかり防災対策を行う必要があります。

 設備の把握

施設内にどんな高圧ガス設備があるのかを把握する事で、自社が保有する設備の危険性を再認識し、安全対策の意識を高めましょう。また、設備をしっかり把握しておく事で災害が起きた際の被害を大きくせずに済む可能性が高まります。

自社の保有する設備については、その型式や台数はもちろん、設備毎の特徴なども把握しておく事が大変重要となります。そのために設備台帳には、点検や開放検査などの実施の記載だけでなく、異常などが発生した時に、その異常箇所や修理方法などの詳細な情報を記録する事で、より機能的な役割を持たせる事が望ましいでしょう。また、設備毎に「過去どのような修理をどのくらいの頻度で行っているか」、「今後に予想される異常はなにがあるか」、などをしっかりと把握できる状態にしておく事が大変重要となります。

 設備対策

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高圧ガス施設の設備は、災害時の火災などの発生を防がなければなりません。その防止策としての各種連動機能はとても重要です。ガス警報器や地震計などの作動に連動し、動力遮断や緊急遮断弁が閉止する設備が一般的ですが、これらの機能は日ごろから適切に作動する事を確認しておく事が極めて重要となります。

 設備点検

災害が起こった際、設備の停止や安全確保が大切ですが、災害後の設備点検も重要です。念入りに各設備の点検を行います。点検漏れがないよう、また効率よく点検が行えるよう、点検手順のノウハウ化をしておきましょう。大きな災害があった場合、様々な被害が考えられます。日頃の準備が大切です。

 防災訓練

防災に対しての意識を高めると共に、災害が起こってしまった場合の対策として有効なのが、実践的な防災訓練です。災害が起きた際に行わなければならない行動を体感する事により、注意する点や改善点が見えてきます。事業所内の避難場所や避難ルート、持ち出し品も確認します。

また、地域の避難場所の確認も必要です。大規模な災害が起こった場合、従業員の安全確保が行えるよう避難場所の確保や、そこまでのルートを把握しておかなければなりません。もし受け入れ人数の関係により従業員を分散させなくてはならない場合は、どのように分散させるかも周知しておきましょう。地域の行政機関へ確認をとり、しっかり避難計画を立てておく事が必要です。

 緊急時の対処

災害が起きた際すぐに緊急対応ができるよう、設備ごとに緊急連絡を行うメーカー先や業者の連絡先をわかるようにしておく事も大切です。また、緊急時の連絡網もしっかり作成しておきましょう。

当社では、東京都、埼玉県、群馬県、栃木県を中心に高圧ガス施設の保安検査を行っております。プロパンガスやブタンガスを取り扱う施設の各種変更工事やバルク貯槽用安全弁の分解整備、高圧ガス関連の物品販売なども行っております。東京都、埼玉県、群馬県、栃木県などで保安検査を委託できる業者をお探しの方、高圧ガス施設の設備管理に関する相談がある方は、お気軽にご連絡下さい。

 

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